婦人科診療内容
思春期相談
初潮の遅れ、月経トラブル(痛み、不順、出血多少など)など学校帰りでもお寄り下さい。
子宮頸がん
予防ワクチン
日本では、年間約12,000人が子宮頸がんを発症し、約2800人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
子宮頸がんの原因の9割以上がヒトパピローマウイルス(以下HPV)の感染によって起こることが明らかになってきています。
HPVは性交渉により感染するウイルスです。最近、性交渉年齢の早期化を理由として若年者(20~30歳)の子宮頸がんが増加傾向にります。
予防法は、HPVの感染を防ぐことに尽きるわけですが、HPVは1度でも性交渉の経験のある女性なら生涯の感染確率は、80%以上とされています。
HPVに感染しても約90%以上の方においては、自己免疫力でウイルスが自然に排除されますが中には、HPV感染が長期間持続する方がいます。
このうち自然治癒しない人は、異形成と呼ばれる前がん病変を経て数年から10年以上かけて子宮頸がんに進行します。前がん病変や上皮内癌では、ほとんど無症状です。
その為、子宮頸がんの予防には、子宮頸がんワクチンの接種と定期的な子宮がん検診が必要であり、予防に大変有効です。
※子宮頸がんは、ワクチンにより撲滅が出来る数少ない、がんの一つです。
子宮頸がんワクチンの接種を是非ご検討なさってください。
当院で接種可能なワクチンは、「ガーダシル(4価)」と「シルガード9(9価)」です。
ご希望の方は診察時間内にお電話(075-661-0746)もしくは
お申し込み専用フォームにてご予約をお願い致します。
ガーダシル(4価) | シルガード9(9価) |
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(6/11/16/18型)のHPV感染に起因する子宮頸がん ・尖圭コンジローマ ・内腫瘍 の予防 |
(6/11/16/18型)に加え、 31/33/45/52/58型HPVの感染に起因する子宮頸がん及びその前駆病変・外陰上皮内腫瘍、膣上皮内腫がん ・尖圭コンジローマ の予防 |
HPV感染予防率 65% | HPV感染予防率 90% |
<対象> 10歳以上 小学校6年生~高校1年生相当の女子は、公費(無料)で接種することができます。 |
<対象> 9歳以上の女性 小学校6年生~高校1年生相当の女子は、公費(無料)で接種することができます。 |
<費用> 1回 16,500円×3回 |
<費用> 1回 30,000円×3回 |
<接種回数と間隔> ・初回接種 ・初回接種から2ヵ月(2回目) ・初回接種から6ヵ月(3回目) |
- 子宮頸がん予防ワクチンについて日本産科婦人科学会、厚生労働省ホームページ、MSD製薬のホームページなどもご参照下さい。
月経トラブル
毎月の月経は妊娠するための準備です。しかし、この月経が原因のトラブルに悩む女性は多くいらっしゃいます。周期がバラバラ、月経前のイライラ、痛みが強い、月経量が多い、月経でもないのに出血するなどなど。月経に関する不調をお感じでしたら、お気軽にご受診ください。
膣外陰部トラブル
かゆみ・におい・帯下・女性性器感染症・性交痛など急性、慢性の膣外陰部トラブルの治療にできるだけ待ち時間が少なくすむよう対応しています。
更年期トラブル(相談・治療)
閉経前後に女性ホルモンの分泌が低下により、自律神経に影響を与え更年期トラブルが起こることがあります。そのトラブルには女性ホルモンを補うホルモン補充療法やOC(低用量経口避妊薬)、ホルモン補充の必要のない方には症状に合わせて漢方薬、サプリメント、プラセンタ療法などで解消、軽減することができます。この治療方法は、閉経期前後以外の更年期トラブル様症状にも効果が期待できます。
プラセンタ注射療法(更年期障害・乳汁分泌不全・肝機能障害に保険適用)
【プラセンタの効果】
プラセンタ注射療法はわが国では65年前に開発、製品化され現在まで大きなトラブルはなく安心して使用できる療法です。例えば更年期トラブルのホットフラッシュ・イライラ・疲れやすい・不眠・頭痛・めまい・肩こり・憂うつなどの効果に加え、アンチエイジング効果、抗酸化作用、月経トラブル改善、不妊症治療、肝機能改善などの効果が期待できます。
その他島岡医院おすすめのイソフラボン・乳酸菌・ルテイン・プロルベインなどサプリメントの他、メルスモン化粧品・花王キュレル各種商品など販売しています。
その他、閉経後しばらくしての
トラブル
子宮が下がった感じがする何となく尿がもれる気がして長時間のお出かけがしにくいなどもお気軽にご来院下さい。
骨密度測定
骨粗しょう症は女性に多い病気です。これは、女性ホルモンであるエストロゲンが骨代謝に大きな役割を担っているからです。女性の卵巣機能は更年期を境に急激に低下し、エストロゲンが欠乏状態となり閉経を迎え、その結果として骨粗しょう症が進行します。定期的に骨密度を測定しましょう。
血圧脈波検査
わずかな時間で(血圧をチェックする感覚で)簡単にあなたの血管の状態が分ります。血管状態を定期的にチェックし、動脈硬化度を測定することが、生活習慣病予防の第一歩です。気になる人、気にならない人も、「血圧脈波検診」を受けましょう!
漢方薬処方
月経不順、月経困難症などの症状、更年期障害、神経症、冷え性など、女性の特有の諸症状を治療するのに、漢方薬がとても有効なこともあります。妊婦さんの風邪症状改善にとても有効なこともあります。ちょっと体調の悪いとお感じのとき、お気軽にお寄りください。
OC
(低用量経口避妊薬)
低用量ピルは避妊薬ではありますが、その他にもさまざまな効果があります。排卵を抑制する効果によって避妊以外に副効用として、月経前症候群(PMS)や月経困難症(月経痛)、排卵痛など月経にともなうトラブルをとりのぞくこともできます。女性が職場においても光り輝く時代、副効用を目的として服用されている方がたくさんおられます。
緊急避妊ピル
(アフターピル)
24時間対応いたします。
性交後72時間以内にできるだけ早くご受診下さい。(予約不要)
ご費用
診察時間内処方 | ¥11,000 |
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診察時間外処方 | ¥15,000 |
※診察時間外に処方をご希望の方は事前にご連絡をお願いします。
不妊治療
不妊治療専門医のご指導のもと、できるだけ自然な形での妊娠へのお手伝いをさせていただきます。高度な不妊治療の場合は、無駄になったり手遅れになることがないよう、不妊治療専門医をご紹介いたします。
レディース健診
子宮・卵巣・骨盤内臓器・乳房などの健診に加え、一般健康診査、脈波(血管年令)などに加え、ご希望により妊娠前感染症などの検査をお受け致します。もちろん、性感染症やちょっとした心配ごとの相談もお気軽にお申し出ください。
子宮と卵巣の検診
女性特有の器官である子宮と卵巣。それは女性が女性らしくあるために大切な働きをする中心的な器官といってよいでしょう。ところが最近子宮頸がんは20~30代で急増しており、年間日本女性の約15,000人が発症し、1日に約10名の方が亡くなっている大変深刻な現状です。
また卵巣の病気は、初期の小さいうちはほとんど無症状に経過するので、この時期はまったく気づかれずに、たまたま受けた子宮がん検診で発見されることもあります。早期発見のためには、検診がとても重要です。20歳を過ぎたら定期的に子宮がんと卵巣の検診を受けましょう。
当院は京都市子宮頸がん検診指定医療機関です。
定期的に子宮がん検診を受けましょう
乳がん検診
島岡医院では乳房検査用の高性能超音波診断装置で経験豊かな女性超音波検査士が 乳がん検診を担当いたします。
超音波での検査後、院長による問診(必要な時は診察)、検査結果の説明をいたします。
更に詳細な検査が必要と医師が判断した場合は、専門医をご紹介いたします。
日本人女性の11人に 1 人が一生の間に乳がんにかかると言われています。
乳がんは、早期には、自覚症状が乏しい為、定期的な乳がん検診をお勧めしています。
乳がんは、30代から増加し40代後半から50代前半頃に発症率はピークとなり その後も発症率がそれ程下がりません。
その為、30代から高齢になっても定期的な乳がん検診を当院ではお勧めしています。
手軽で気軽な超音波による乳がん検査をご活用下さい。
乳がん検診について
- 超音波プローブを乳房にあてるだけなので痛みのない検査方法です。またX線を使いませんので、身体への負担も少ない検査です。
- 超音波による検診は、乳腺が発達している 20~30 代の方に有効です。
(妊娠中の方も可能で、できるだけ妊娠初期での検診がおすすめです) - 40代以降定期的な超音波による検診と合わせて、症状のある方、家族歴、乳腺の状態により2年一度は、マンモグラフィ検査を追加されることをお勧めします。
- お電話または直接受付にてご予約を受け賜わります。 検診は、外来診察時間帯にて承ります。予約の空き状況により、当日の検診も可能です。
- ご費用:3000 円
出典:「がん情報サービス」